77 設備投資と時給見直しの助成金(業務改善助成金)

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 先日、今年度の最低賃金改定の目安となる額が、全国一律プラス28円3%増に決まりました。仮にこの額で改定された場合、北海道の最低賃金は、現在の861円から889円になります。

 最低賃金のからみで言えば、厚生労働省の助成金の中に、設備投資などの業務改善と事業所内の時給の見直しを組み合わせたものがあります。それが、業務改善助成金です。

 具体的には、
1.事業場内の最低賃金と地域内最低賃金との差が30円以内の事業場で、
2.事業場内の最低賃金を一定の額以上引き上げると、
3.その事業場の生産性向上のための設備投資などに対して、最低賃金の引上げ幅と対象人数に
  応じた設備投資等の費用助成が行われる
 というものです。

 例えば、こんなケースだと使えそうです。
 事業所や工場内での比較的軽めの作業のために、最低賃金に近い時給で短時間・パート社員を複数雇っている企業で、求人してもなかなか人が集まらないといった悩みを抱えているケースです。

 この助成金を活用して、今いる人数でもっとうまく仕事が回るようにしていきます。
 具体的には、いま手作業でやっていることを機械に置き換えて生産性を上げて、生み出された余力で生産量を増やす、人手不足の作業の手伝いに出すなどの改善をして、同時に企業内で一番時給が低い方の底上げをします。

 機械導入の費用は助成金である程度カバーできますし、今と同じ人数で生産性が上がりますから、時給の見直し分の回収も進めて行けます。また、時給が上がるので、退職者補充などの求人を出すときに多少なりとも条件が良くなるというメリットもあります。

 設備投資などへの助成は、いまの北海道だと、かかった費用の4/5です。助成の上限額は、
企業内の最低賃金を時給で30円以上上げる場合で、対象者1名で30万、2人で50万、4人で70万円になります。

 この助成金の詳しい説明を事務所ブログに別投稿しています。
 思い当たるところがありましたら、一度確認してみてはいかがでしょうか。

             令和3年度の業務改善助成金について 

   

【この投稿の執筆者】
  
 札幌・新道東コンサルオフィス代表
    特定社会保険労務士 塚田 秀和

代表 塚田秀和