20 パパ休暇で始めて今年10月以降に続く育児休業について

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 改正育児・介護休業法の今年10月1日施行分では、産後パパ育休出生時育児休業)が新設され、従来の育児休業も2回まで分割取得が可能となることで、男性社員は最大4回まで休業可能となります。
 そして、この制度変更に伴い、現行のパパ休暇の特例は9月末で廃止されます。

 産後パパ育休も現行のパパ休暇の1回目も、子の出生後8週間以内に開始・終了することは同じですが、それ以外の点では、次のような違いがあります。

〇 産後パパ育休 ⇒ 2回まで分割取得可能、あわせて4週間までが限度
〇 パパ休暇1回目 ⇒ 分割取得不可、場合によっては8週間超も可能(出産予定日前の出産の場合のみ)

  

 産後パパ育休の新設、パパ休暇の廃止がセットで行われることで問題となるのが、今年9月までに開始したパパ休暇で、対象となる子の1歳の誕生日が10月以降である場合の取り扱いです。
 これについて、改正育児・介護休業法の附則で次の取り扱いが定められています。

 令和4年9月30日までに開始したパパ休暇は、次の規定の適用では産後パパ育休(出生時育児休業)とみなす。

〇 10月1日以降の育児休業の取得可能回数(2回まで)
〇 産後パパ育児の取得可能回数(2回まで)・日数(28日まで)など

 令和3年改正育児・介護休業法に関するQ&A(令和3年11月30日時点)のQ5-6では、上記の取扱いについて、6つの例を挙げて解説しています。
   

【例1】

施行日前にパパ休暇を取得し、施行日後に育児休業を2回取得することは可能。

施行日前のパパ休暇の日数が28日を超えていても可

  

【例2】

施行日前にパパ休暇と通常の育児休業を取得し、施行日以後に産後パパ育休を1回、育児休業を1回取得することは可能。

出生後8週間の期間が施行日後まで続いているので、産後パパ育休の2回目取得が可能。
育児休業の2回取得のカウントでは、施行日前の育児休業を1回目とするため、施行日後の育児休業は残り1回。

  

【例3】

施行日前にパパ休暇を14日間取得し、施行日以後に出生時育児休業を1回(残り14 日)取得し、その後に育児休業を2回取得することは可能。

施行日前のパパ休暇を1回目とみなして産後パパ育休を分割取得する場合でも期間は通算するので、ここでのパパ休暇と産後パパ育休で合計28日まで。なお、パパ休暇(期間27日以下)が施行日をまたいだ場合でも、2回目の産後パパ育休は可能。

  

【例4】

施行日前にパパ休暇を10日間取得し、施行日以後に産後パパ育休を合計18日以内で2回取得するのは不可能

パパ休暇と2回の産後パパ育休の合計が27日以下であっても、施行日前のパパ休暇が1回目の産後パパ育休とみなされるため、施行日以後の産後パパ育休の取得は1回のみ可能。

  

【例5】

施行日前にパパ休暇を開始し、施行日をまたいでパパ休暇を取得した後、育児休業を2回取得することは可能

この例では、出生後8週間の期間が施行日以後まで続いているので、パパ休暇が28日を超える日数でも可。

  

【例6】

施行日後にパパ休暇を開始することはできない。

休業開始日が施行日以後であるため、パパ休暇としての取得は不可。
産後パパ育休または、分割取得が可能となった通常の育児休業としての取得となる。